顧問弁護士

・あなたの六法全書、御社の法務部
 顧問弁護士がいるということは、生きた六法全書が常にそばにあり、辞書のように自分で引かなくても、問いさえすれば最適な答えを言ってくれるということでしょう。あるいは、自社に法務部はないが、外に持っているよ、ということでしょう。その六法全書や法務部は、あなたのこと、あなたの企業を過去からよく知っていて、いつも最適な答えを見つけ出してくれます。こうしたことから顧問弁護士は「かかりつけ医」とよく似ていると言われています。

・トラブルは未然に防ぐのが最良の戦略
 私達弁護士のところに依頼者が来られるときは、多くは既に何かのトラブルに巻き込まれています。巻き込まれているどころか、複雑泥沼化してからようやく来られることも度々です。しかし紛争解決を多数経験してきたプロの視点でいえば、「トラブルは未然に防ぐのが最良の戦略」です。戦争は起こして勝つのではなく、起こさずして静かに既に勝っていることが最も賢明であり、有効かつ有利な結果を残します。「この契約、大丈夫かな、ちょっと弁護士に相談しておこうか」と思ったらすぐに問い合わせができる。すぐに答えが返ってくる。この「ちょっと」が後に明暗を分けることになります。それができるのは、顧問弁護士がいる場合だけです。
 先方が提示してきた契約書にそのままサインしている方、インターネットから引っ張ってきた契約書をそのまま使っている方、何か難しい法律問題みたいなことを相手から言われてよくわからなかった方、何となく老後や死後のことが心配な方。ぜひ顧問弁護士を持たれることをお勧めします。

・最新の法情報
 法律は目まぐるしく変わりますが、私達は専門家ですから、常に最新の法情報をアップデートしています。最近はインターネットで何でも調べられますが、「ホントにこれ信用できるのかな・・」「読んだけれどポイントがよくわからない」と思ったことはありませんか。インターネット上の情報には誤ったものも多く出回っています。情報自体は正しくても、自分のケースに当てはまるものかどうかの判断はプロでなければ難しいと思います。顧問弁護士がいると、その無駄な検索と迷いの時間は生じません。

・手間と時間を省きます
 ビジネスは時間との勝負でもあります。経営者は人に任せられる部分はなるべく人に任せ、重要な判断や行動に集中すべきでしょう。法律に関わる細かなことを経営者が自分で調べたり、取引先から提示された契約書を自分でチェックしたり、紛争が起きた時にあれこれ自分で迷ったり様々な知り合いに相談したり・・・。これは大変無駄なことです。部下に命じてやらせても部下が法律の専門家でなければ、結局同じ無駄な時間が生じて、その分のビジネス資源を奪っています。こういうことは顧問弁護士に任せるべきではないでしょうか。

・似た事例を私達は知っています
 法律事務所には紛争事例が集積しています。とくに、何十年か継続している、年代の違う複数の弁護士がいる法律事務所には、多くの経験のストックがあります。顧問先の企業にも起こりそうな裁判例は、私達も日々意識して目を通しております。「こんなケースは他にありますか?」このような質問に対し、類似の実例を踏まえた適切なアドバイスが迅速にできるのが顧問弁護士です。

・例えばこんなこと
 顧問弁護士なんて大企業だけのもの、ウチでは裁判なんて起きないし・・・と思っておられませんか。当事務所に顧問先から寄せられる問い合わせは例えばこんなこと。
 「初めて取引する相手ですが、どんな企業かざっと調べられますか。どんなことに気をつけて交渉したらいいですか」「得意先が難解な長い契約書を送ってきましたが、不要なところを削れますか」「中途採用にあたっての留意点は」「お客様からクレームが入って対応に困っています」「従業員が自転車で交通事故を起こしてしまって」「息子の代に少しづつ事業を譲っていくにはどうしたらいいですか」「工場の騒音がうるさいと近隣から言われてしまって」「弊社の商品と類似品が売られているようなんです」等々。
 私達は顧問先の皆様のこのような「よくある困りごと」を日々サポートしています。

・スタートアップ企業の方へ
 まだ創業したばかりだから顧問弁護士なんて・・・と思っておられませんか。けれどクルマの運転をするときは誰でも最初から保険に入りますよね。事業を安全に前に進めるためには弁護士が最初からついている方が良いに決まっています。それに最近のクルマにはナビや危険察知・回避機能もついているのが普通。顧問弁護士は「標準装備」という時代になっています。特に創業期の経営者は、相談相手に乏しいもの。「これでいいのだろうか」という不安と常に闘いながら経営をされています。私達は、スタートアップ企業こそ応援したいと思っています。顧問料も通常より割引しておりますので、ぜひご検討ください。